ムズくない?
え?普通になんかムズいんだけど???
6.5
2026年1枚目の新譜レビューとなるわけだけど…ムズくない?
聴き手の感性が試される作品だと思う。
ポストパンク的なものは全然イケる口だとは自負しているけど、本作「Secret Love」はあまり刺さらなかった。
ゆったりとしたインストの上に歌うというよりは喋るという感覚に近いボーカルが乗っているわけだけど、全編このボーカルスタイルだと通して聴くには退屈と感じてしまう。
ちょい特殊なスタイルの女性ボーカルで言うと、Patti Smithの「Horses」を始めて聴いたときも理解不能だったんだけど、結構それに似た感覚なのかもしれない。
まあ、今となっては「Horses」はメチャクチャ好きな作品なんだけども。
ただ、「Horses」のように、本作を再度何度も聴き直すような挑戦するかというと、ちょっとそういう感じでもないから個人的には再評価するタイミングは生涯来なさそうな気がしている。
Dry Cleaningの1stアルバムの「New Long Leg」はもっとビートが利いていて、勢いのあるポストパンクバンドって感じで割と好みだった。
一方で、本作「Secret Love」は無機質でボーカルのだるさが強化されていて、僕にはちょっと難しい感じ。
インストだけ切り取ったら結構良いような気はするんだけど、どうもだるいトーキング風ボーカルが好みに合わない。
というか、まず6分あるオープニングトラックの”Hit My Head All Day”がスローであまり乗り切れない感じになってしまった。
僕は全くハマれなかったんだけど、やっぱりさ、オープニングトラックがハマらないとなんかずっと全体通してハマれない感じってあるよね。
6分は長いよなぁ…でもシングルで切ってるし、みんなはこの曲に上手くハマれたんかね?
ただ、本作のすべてが乗り切れないというわけではなくて、中盤から後半にかけては刺さる瞬間も多くあった。
4曲目の”Secret Love”、6曲目の”Blood”、9曲目の”The Cute Things”、11曲目のラストトラック”Joy”は結構好みだった。
作品の中に好みの曲は数曲あるって感じるから、別にDry Cleaningに1ミリもハマらないとかそういう感じでもないんだけど…なーんか聴いててストレートに刺さらなかったなぁって感じてしまった。
ということで、本作、大変(鼓膜が)震えました。
鼓膜が震えた音楽
